・・・その場所は 小町酒造の水場でした
冷静に時を刻む時計の音だけが響いている・・・
張りつめた空気・・・
そこには 米袋を持ち ただ ひたすらに その合図を待つ蔵人が・・・
・・・・・!!
「よしっ!」
杜氏の合図で 手の米袋を水の中に入れこみます
酒米の洗いが始まりました
水の中の米袋を見つめながら
更なる杜氏からの合図を聞き逃さないようにしつつ・・・
手際よく 水の中で米袋を泳がせ洗米をしていきます
総出の米洗いも 小さな酒蔵では 杜氏・頭・若女将の三人で・・・
若女将も 一人前に頑張ります
・・・・その後も 何度か その作業は続くのでした
全ては 杜氏の合図とともに・・・
この洗米は 年明けからの本格的大吟醸仕込の前の とし前大吟の 「もと麹」の洗米でした
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