(五代目杜氏 酒造日記)仕込み追い込み
2008.01.26
え~ サボっていた訳ではないですが、結果としてほぼ一ヶ月ぶりの酒造日記。
この歳で「携帯電話に出なさい!」と、お叱りをいただくようなボケた蔵元杜氏で…。
ただ、今日の仕込が終わり、酒仕込みも追い込みから終盤にかかって、一息ついている状況をおしらせします。
“寒中”の真最中! 大寒(1月21日)とは昔の人は良く言ったもので、やはり一年で最も寒い時期です。日本酒は、基本的にはモロミを低温で仕込みます。ゆえに、寒い地方がその面では恵まれています。美濃地方も私が子供の頃には、雪だるまを作れるほどには雪が降ったのですが、今やスタッドレスタイヤを持っている人が少ないくらいの状況。
(すいません。画像は先週のものです…。)
その中でも、今週は寒いです! ゆえに、この時期に蔵にとって重要な(全ての仕込が真剣ですが、高価なとの意味でお考えいただけるとありがたいです。)仕込みを集中して行います。
最初に書きましたように、長良川のような小さな蔵では、この時期が終わると酒仕込みは終盤を迎えます。
ただ、酒造り全体としては中日。 モロミの管理・仕込んだ酒の搾り。何せ、酒仕込が大仕事で、仕込がおわるとつい蔵人にもマッタリ感がただよいますが、酒を管理し搾るタイミングと、搾りの道具をそろえることも良酒の重要なファクタ-です。
週末からは、限定の蔵開放を開催させていただきます。
毎年の新酒をお届けできることに感謝を致しております。
仕込の終盤 酒造りの中日。 最後まで真剣で醸しを行う為に、一息ついてまた頑張ります。