こしきだおし

2012.03.09

岐阜の小さな酒蔵  長良川の小町酒造です!











今日の 長良川蔵元小町酒造は



仕込み作業としては 最後の蒸し米の出る日でありました













つまりは 「甑倒し(こしきだおし)」でありますよ!









このように蒸気の中にかすむ 蔵元杜氏の姿を 何度見たことか!

(かすんで より いい男に見えるって?(^^ゞ) 











ここまで 頑張ってきましたね!

蒸し釜さん!!♪



そして 蔵人さん!









ご存知かとは思いますが・・・、

甑倒し(こしきだおし)とは、

寒造りも終わりに近づく3月中頃になり、こ今期の酒造としての 最後のもろみの仕込みに使う米を蒸し終えることを「甑倒し」と呼びますよ。



その昔には、米を蒸していた甑(こしき)を大釜からはずして、それを横に倒して洗っていくことからこのように呼ばれるようになったのですと。











当小町酒造では、この甑倒し(こしきだおし)では、その言葉よりは「掛留(かけどめ)」と呼ぶほうが親しみがあります。













蔵元杜氏が主で仕込みをするようになってからは 労い ささやかな宴をもつにとまっておりますが、

少し前までは この 甑倒しの時は、今より盛大に 労をねぎらう宴をもうけていたものでした。













長良川蔵内には まだまだ 発酵しているもろみが多くあり



気はぬけませんが、



それでも 蔵人にとっては これで この寒造りの仕込み作業の大きな一区切りになります。













今夜の夕食時には ほっ!と 少しは 一息つける 蔵元杜氏ではないでしょうか♪















昨日は、

仕込作業への 最後の米を その 蒸釜にセットする蔵元杜氏の姿が・・・





















ここまでの作業のことも思いつつ



心をこめての 米の扱いになったことでしょうね



















すべての酒造りがおわるまでには まだ 日がある 小町酒造なのでした