新たな一年への準備
2013.11.25
酒造りが始まり
日々 その仕込み作業が目立つこの時期の小町酒蔵でありますが
そのもう一方で
職人技での重要作業が粛々と行われているのでありました
それは
「飾り樽」をこしらえる作業でありますよ
小町酒蔵でも 酒蔵イベントなどの時には
門の両脇に飾らせていただくのですが
小町酒蔵のこの二つの樽を見たことある方も多いことでしょう!
または、初詣にお出掛けされた神社さんで見たことがある方も!?
樽は 本来 お酒を入れる容器の一つなのではありますが
只今 作っております樽は 先に申しました「飾り樽」というものなんです
その名の通り、飾って置くための樽でございます
この飾り樽には お酒を入れることはできませぬ
な~んだ!酒入れられないのか・・・(>_<) と侮ってはなりませぬよ!
お酒は入らねど この飾り樽が飾り樽として一人前にお目見えするまでには
お酒を入れることができる樽と同じように 職人技での作業が要るんです
飾り樽は、そのベースとなる樽のカタチをしたハリボテ的なものに、
銘柄の入った「菰(こも)」を きれいにカタチづくりながら 一つづつ巻いていってはじめて飾れる樽となるのですが、飾るだけの樽も 通常の容器の木樽と同じように
その樽型の上に 菰(こも)という表装を 美しくきれいに丸みを帯びて見えるよう 丁寧に巻いていくのです
その作業は 思うより 大変な作業なのでありました
・・・チカラも結構必要です
・・・数も 何個も作らねばなりませぬ
出来上がった飾り樽は
やがて 新年を迎える前に
ご縁の神社さんなどに持っていきまして
今年一年飾ってあった飾り樽と入れ替えをして参りまして
新たな一年 またそのご縁の地に置かせていただくことになりますよ
今年の初詣の時には
ぜひぜひ 飾り樽を見つけてやってくださいませね