ぴちぴち・・・音がしてきた!!
2014.02.15
春を前に・・・・先の夏だけでなく・・・この冬も天候は何かと・・・厳しい・・・ですね
どうぞ どこも大事に至りませんように!・・と祈るしかないのですが・・・
さて、小町酒造の朝は
事務方の仕事が始まる前に
すでに いつも 杜氏の酒蔵仕事が始まっております
そんな今日は、
掛け米「留め添」仕込みをしたタンクの様子を見に酒蔵へ!
酒蔵では、
仕込みをしたタンクに
「櫂棒(かいぼう)」という道具を使って
蔵元杜氏が「櫂入れ」という作業をしていたのでした
蔵元杜氏が手にしているのが その「櫂棒」です
仕込みをしてから
そのもろみは
出来上がるまでのほとんどの日々に
一日一回は そのもろみに櫂棒を使って
・・・いわゆる かき混ぜる的作業となる「櫂入れ」という作業を致します
その櫂入れ作業をした後のタンクを覗いてみますと
こんな↑感じ!
改めて
昨日の仕込み時のもろみの様子を見てみると こんな感じでしたから
ずい分と 見た目の変わった翌日朝のもろみになっておりますね
つまりは
今朝までに 投入した蒸し米がその均一に水分を吸っていって
今朝のこの様子になったのです。
さて、
この水分を吸った蒸米の中では 発酵がすでに 始まっておりまして
この櫂入れでは、
中の方の発酵によるガス抜きをするイメージでの櫂入れとなります
蒸し米は 全体に水分を吸って膨らんで カチカチな感じになっているので
櫂入れは、
実際には 穴ぼこを開ける感じのイメージになりますよ
表面の方で発酵がはじまってるガスは 自然に抜けていくのですが
奥の方で発酵から出てるガスを 櫂入れで抜いていきますと・・・?!
ほら!
ぷちぷちと 発酵の始まってる音が聴こえるようになってきましたよ!
もろみが生きてる!のを実感する瞬間ですね