熱い視線
2014.11.13
朝晩、かなり冷えるようになったこの頃の長良川蔵元のある岐阜地方ですが、
今日は天気予報の衛生画像を見れば・・・・いわゆる...すじっすじ!(←筋状の雲)!
冬将軍がついにやってきたようです。
・・・この冷え込み具合では 絶対、岐阜県内の北の方では 雪降ってますね。
ここまで 酒造りとしては
朝晩は冷えるものの わりかし あたたかい日々だったのです。
もう少し この季節らしい寒さがあるといいねぇと話す蔵元杜氏でありました。
さて、長良川蔵元の酒蔵エリアでは
蔵元杜氏と頭(かしら)の二人で
酒米の洗米作業がはじまりましたよ。
・・お!杜氏の熱い視線が 酒米に!!
農産物である酒米は その年々によって 水分量やかたささども違ってきます。
違いに寄り添い そこから 長良川らしさのお酒を醸していくことが
まさに 蔵の伝承技なのですね。
酒米は 家庭で毎日食すお米とは 精米されてきての雰囲気もカタチもずいぶん違います。
丸っこく 小さくなって カワイイ・・・くらいです。
それを 水流で洗うイメージで やさしく 洗米していきますよ。
仕込みのよっては
米洗い用に袋に少しづつ計量したものを まったく 手だけで洗う仕込みもありまする。
寒い日には 水場を外から見れば さぶい感じがしてきて
蔵人さんは大変だなぁと周りから見れば思うのですが
伏流水をくみ上げての仕込みや作業ゆえ
手がちきれるような冷たさはないようなのでした。
洗米したら 浸漬し、
やがて 蒸す釜の中に入れて 翌朝の蒸しを待ちまする