このところ、空気がピンと冷たい日々が続いてます岐阜地方ですが、
陽射しはすっかり春!
全体にあたたかい冬にあって 朝晩が冷えていてくれる今は
酒つくり真っ最中の酒蔵であります長良川は小町酒造にとっては
とてもありがたいのでありました。
小さな酒蔵で 蔵元杜氏含めたった二人の蔵人で醸す長良川蔵元の酒つくりであり、
何かと手仕事での少仕込みでの酒つくりでありますが、
冬の酒造期を通して 一番 空気が冷え切る頃には
その手仕事の中でも 最もデリケートな手仕事での仕込み時期であります
いわゆる 大吟醸クラスの仕込みがそれであります
きっちり 計量された酒米を洗米用の袋に詰め
いざ!手仕事での洗米へ!
この袋を1つづつ手に持って
蔵元杜氏が管理する時間指示の合図に従って 洗米に入りますが
合図を前に スタンバイする緊張の静寂の時であります
半切りと呼ぶ水をはった大きな桶に
杜氏の合図とともに 一斉に水に米の入った袋ごと投入!
袋の中で米が踊るように 手早くの作業は
簡単そうに見えて これが。。。なかなか。。。!
また杜氏の計時合図で水から引き上げては
そしてまた 次の水張り半切りに投入!
「手が冷たそう!!」と思いきや、大変なのは、結構な重みとなる洗米中の酒袋を持ち上げての重みの中でのメリハリついた動きをせねばならないところのようです。
もちろん、陣頭の杜氏にとっては、見定めた給水をさせるべく、その目で酒米を見つめつつの作業となる緊張感やいかに!。。の洗米、そして浸漬の作業であります。