甑倒しの日
2016.03.18
朝は晴れのいい天気でしたが
夕方になって 雨模様となってきました長良川蔵元のある各務原市であります。
さて、春の彼岸に入り「暑さ寒さも彼岸まで」と これからは 芽吹きの時となり いよいよ春本番へ向かいますね。
そんな節気の頃の今日、
日本酒の醸元である当蔵 長良川蔵元では、酒造期の大きな節目となる「甑倒し」の日を迎えました。
それは、酒造期も終盤となり 最後のもろみの仕込みに使うお米を蒸し終える日・・・のなのであります。
今期の酒造りを全て終えるまでは 酒造期間にあるのですが、
その酒造り終盤の大きな節目となるのが この「蒸し」の最後であり、それは 仕込みが終わることなのであり、
ここまでの「寒造り」の酒蔵にとっては、秋に収穫された新米を全て蒸し上げて 仕込みおわった 大きな安堵感の日でありますよ。
蒸米をしていた甑から 今期最後の蒸米が出てきまして
今日のは 掛米で 昨日までより 多めの蒸米がでてきまして
適温まで放冷するに米をさばく手も大忙し。。。
これは、甑倒しの日に その最後の蒸米投入を待つ もろみの様子であります。
そして ここに 最後の蒸米が投入されまして
蔵元杜氏が 櫂棒を持って 櫂入れをしていきます
酒造りとしては、
全てのもろみを搾り上げるまでも まだまだ 気は抜けませぬが
甑倒しを迎えれたこと、杜氏も頭も お疲れ様でしたね。
区切りの一席(←お茶とお菓子・・・ですけど)で ちょっと 一息。。。労いのお茶タイムでございました。
お酒の神様へも 無事に甑倒しの日をむかえられましたこと 感謝申し上げまする。
。。。感謝
さてさて、
今朝に最後の仕込みをしたもろみは
すっかり 水分を吸って。。。か、表面は 米粒が盛り上がってびっしり・・・の表情になっておりました。
一見 静かそうなもろみでありますが、この中の方(←下の方・・かな?)では
醗酵が進行していっているんです。。。
搾り上げるその日まで 精進して参ります