KOMACHIの日々から

生酛(KIMOTO)-酵母

2018.12.03

本年度の「生酛(KIMOTO)仕込」

それはなんぞや?を再び書きますと・・・

生酛仕込は、ご存知の通り、
「自然の乳酸菌の力を利用した、日本古来の酒母(モト)の造り方。」

この酒母で仕込まれた酵母は厳しい環境で鍛えられ?てタフになり、
醸されるお酒は、速醸酒母仕込のお酒よりしっかりと醗酵されます。

結果、味わいが濃醇になると言われております。

と、

その 生酛(KIMOTO)仕込において

いよいよ酒母(もと)として酵母を培養させていくベースができてきたので

酵母を入れていく作業がやってきました。

酵母とは、アルコール発酵に欠かせないもので、酒母はその酵母を大量に増殖させていくものになりますよ。

今回の酵母は「G酵母」

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岐阜県で開発された酵母・・・であります。

G酵母は、華やかな吟醸香と高い発酵力が特徴。

これは岐阜県のセンターへ出向き 蔵で使用する日に合わせていただいてきます。

1升ビンにざっくり入れてもらってる酵母をいただいてきます。

この中に生きてる酵母が・・・どんだけたくさんいるのかな?!

このG酵母を、ここから更に培養していくために 

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酒母となるモトへと G酵母を入れていきます。

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そして 蔵元杜氏の手ににぎられた櫂棒で

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それを かき混ぜていくのでした。

ここから酒母として 酵母はこの生酛(KIMOTO)で培養させていきますよ。

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これは さっきまで G酵母が入っていた1升ビン。

役目を終えてなんだ誇らしげ?(笑)

さて、酒蔵では ここから酵母を培養していき 

やがて酒母が完成する日を迎えるのであります。