立春朝へと向かってるなり
2019.01.21
一年で最も寒いといわれている寒の頃、
酒蔵では 寒仕込みとして冬の酒造りを
大いに行っております。
寒仕込みというと
酒蔵では 酒の仕込み、それも日本酒仕込みのこととして捉えますが、
寒気を利用した食べ物を仕込むのに最もよい時期とされている事からいいますと
酒(日本酒)だけでなく、
凍り豆腐、
寒天、
味噌・・・などもこの寒仕込みが一番とされているのですね。
(なるほど!)
長良川の小町酒造では この十年余り
寒仕込みの中に 立春という日に搾り照準を合わせる仕込みを行っております。
それは、ご存じ日本名門酒会さんの企画である「立春朝搾り」のことであります。
ご縁から この小さな小町酒造でも長良川の立春朝搾りを出させていただくことになり
この2019年で 11回目を迎えます。
正直、11回目とて
緊張とプレッシャーは 大変大きなものなのであります。
何回目でも きっとそうでしょう!
搾り上げる日が必ずの日に決まっているということは 造るにおいては とても 大変なことなのでありました。
その立春朝に向けてのもろみは、
寒の気の中
大いに醗酵進行中でありますよ。
蒸し米を仕込んだばっかしの この様子から(↓)
こんな様子になり(↓)
見た目に泡がはじけるのが見られるようになり
日々、泡がはじける様子も変化していっております
今は、泡なし酵母を主に使用しておりますので
泡といっても 全体に 小さな泡の雰囲気でありますが、
立春朝搾りとなるもろみは
ただいま 小町酒造の酒蔵にて 醗酵中です。
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