こしきだおし
2019.04.10
あと少しで
酒蔵として 酒蔵らしい(?)風景が見られる酒造りの期間がそろそろ終わる頃となりました。
酒蔵の酒造り作業として 仕込みをする作業はもう終了しており
造りで必要な 米の蒸し作業も全ておわり
いわゆる「甑倒し(こしきだおし)」となりました。
冬の小町酒造は
朝の冷気の中、
「仕込みに使う米を蒸す」風景は
蔵人でなく営業部スタッフも目にする
酒造り季ならではの馴染の風景でありました。
酒蔵には
あと1本の醗酵中のもろみがあります。
これを搾り上げれば この冬季の酒造りは全ておわります。
その傍らでは もう この冬の役目を終えた酒造道具たちの
片づけも始まっております。
まだ半年ほど その道具たちには お休みしててもらいますよ。
一冬お疲れさま!と伝えつつ きれいに洗ってしまいます。
また次の冬にね!
・・・ちなみに
現在使っている「甑(こしき)」は 正確には倒しません(笑)
蒸しに使うボイラーシステムを外してしまうだけ(笑)
その昔は 蒸すための大きな釜の上に
ほんとに大きな甑をのせて
蒸していたようなので
まさに 釜から甑を倒し外しておりました(←強引に倒す表現へもっていってますが)・・・そうな。
ちなみに 今の蔵人スタッフは その昔の様子は だれも知らない平成から令和へと続くであろう今の小町酒造なのでありました。