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「伝統的酒造り」ユネスコ無形文化遺産に登録

2024.12.06

ユネスコが 日本酒や本格焼酎、泡盛などの「伝統的酒造り」を無形文化遺産に登録した。

無形文化遺産とは2006年発効の無形文化遺産保護条約に基づいてユネスコが登録する無形の文化。

伝統工芸や工芸技術、祭礼行事など多岐にわたる。

この度 「伝統的酒造り」が無形文化遺産に登録された。

当蔵 小町酒造もその伝統的酒造りを生業とする。

酒造りの知識と技術が「社会にとって強い文化的な意味を持つ」とのことは

小さな酒蔵ではあるも誇りに思う。

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伝統的酒造りとは、カビの一種こうじ菌を使い、蒸したコメなどの原料を発酵させる日本古来の技術。

でんぷんの糖化と糖のアルコール発酵を同じ容器の中で同時に進める製法は 世界でも珍しいとされています。

それが 並行複発酵!世界でも類を見ない日本酒だけの特徴です。

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蒸米に麹菌を付ける「麹造り」は 米に含まれるデンプンを麹菌が分解して 糖に変える、

次に酵母を加えてアルコールを作る、

その二つの過程が同時に行われることを「並行複発酵」といいます。

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日本酒が醸造酒なのに高いアルコール度数ができるのは、この独特の手法によるもので、麹菌と酵母、この二つの微生物が日本酒造りには欠かせないのでありますよ。

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また、酒が日本の祭りや結婚式などの行事に不可欠であることも意味深いですね